鍵紛失時に慌てないで済む鍵の基礎知識

プロの鍵屋として、何らかの事情で開かない状態のカギの開錠作業をご依頼頂いていますと、お客様が鍵を紛失したことで慌ててしまい、かえって状況を悪くされているケースをしばしば見かけます。このためこのページでは「鍵紛失時に慌てないで済む鍵の基礎知識」と題し、鍵紛失時に行なうべきこと、逆に行ってはいけないことなど、カギ紛失時に知っておくべき鍵と錠前の基礎知識をまとめています。

鍵紛失時には、まず落ち着くことが肝心です

鍵をなくし慌てるのはもっともなのですが、まずは落ち着きましょう。「鍵が無い」という状況はひとまず忘れ、最後に見た・使用した記憶を探ります。もし時間的に猶予がない場合は、この時点でプロの鍵屋を呼んでください。弊社の場合、日本全国に開錠担当者が配置されておりますので、フリーダイヤルまでお電話頂ければ、最短20分程度でご指定場所にお伺いします。プロの手に掛かれば開かない鍵はありません。必ずお開けいたしますのでご安心ください。作業者の到着までに、所轄の警察に届ける、賃貸であれば大家さんに報告・相談するといった連絡を行ってください。また単純な紛失でなく、悪意を持った第三者による盗難の可能性も検討してください。その場合はシリンダー交換など、錠前ごと交換する必要がありますので、お伺いした担当者にその旨お申し付けください。お客様のご要望に合わせ、より防犯性の高い鍵への交換や、コストパフォーマンスに優れた錠前など適切なご提案をいたします。

鍵紛失時に慌てて自分で無理に開けようとしない

スーツケースのダイヤル錠や、ダイヤル式南京錠の総当りなどと違い、鍵穴とキーのある錠前の場合は、素人がなにか行って状況が良くなることはまずありません。むしろ鍵穴を壊してしまい、どうにもならない状況で依頼のお電話を頂くケースが殆んどです。特にドライバーなどを鍵穴に押し込んで無理やり抉るなどは最悪です。我々プロなら数分で開けられるはずの錠前でも、鍵穴が壊れていると簡単に開錠できなくなってしまいます。その場合、特殊な工具を使用してシリンダを取り外し、解錠後に新品のシリンダーを取り付けるといった行程が発生します。当然費用も余計にかかりますし、どうしても作業時に騒音が出てしまいます。早朝・深夜など、状況によっては作業自体が出来ない可能性もありますので、鍵のこじ開けは絶対に避けてください。

鍵紛失時は慌てずに鍵やへご連絡ください

鍵紛失のタイミングは、ご家庭やオフィスの防犯について見直しを行なう良い機会です。弊社には鍵と住宅のプロである「防犯設備士」が多数在籍しており、お伺いした担当者にご相談頂ければ、建物の防犯性能のチェックを行わせていただきます。もし危険度の高い箇所があれば、費用対効果に優れた防犯性能アップ方法をご提案しますので合わせてご依頼ください。