ドアノブ内蔵型の錠前、インテグラル錠（本締付モノロック）について

ドアノブ内蔵型錠として広く使用されているインテグラル錠（本締付モノロック）をご存知でしょうか？このページでは玄関扉や勝手口の鍵として使用されることも多い、インテグラル錠の仕組みと強度、防犯性能などについてまとめています。ご家庭の鍵修理・交換などをご検討中の方は参考にしてください。

ドアノブ用インテグラル錠（本締付モノロック）と円筒錠（モノロック）の違い

ご家庭内の居室や、オフィス内の会議室といった箇所で使用されることが多い円筒錠（モノロック）は、ドアノブの中心にプッシュ式の錠が付いているタイプの円筒錠です。インテグラル錠も円筒錠に分類されるものですが、モノロックとの大きな違いはデッドボルトの有無です。モノロックはドアノブが回らなくなることで、ラッチボルト（三角のツノ）がドア枠にはまったままになり鍵となる仕組みですが、インテグラル錠ではラッチボルトと共に、デッドボルトという長方形のボルトがドア枠に嵌り込むというより強固な仕組みになっています。

ドアノブ内蔵型インテグラル錠の防犯性能

勝手口や玄関ドア錠として使用されている物もしばしば見かけるのですが、基本的にインテグラル錠は室内用ドアノブ錠と考えるべきです。これは構造的に室外側からの攻撃に弱く、ドアノブごと鍵をもぎ取られ簡単に扉を開けられてしまうことによります。実際MIWA社など、ロックメーカーは「指定建物錠」の分類にインテグラル錠を入れていません。つまり防犯性能を保証しておらず「室内用」と定義しいているということです。アパートや少し古いマンションでの採用例も多いのですが、勝手口などで使用されている場合はもちろん、一戸建ての玄関扉にインテグラル錠を使用されている場合は、極力早く補助錠などを取り付けるようにお勧めしています。

ドアノブ用インテグラル錠の交換・修理、補助錠取付はお任せください

このようにインテグラル錠は、広く使用されているわりに防犯性に劣る錠システムです。弊社では「賃貸マンションなどでドアの加工が出来ない」といったケースでも、扉にキズを付けず補助錠を取り付ける方法をご提案可能です。また弊社の誇る防犯設備士をお伺いさせて、ご自宅鍵の防犯性能チェックも合わせて行えますので、ドアノブ用インテグラル錠にご不安のある方は、お気軽に弊社までご連絡ください。弊社フリーダイヤルは365日、9時から21時までオペレーターが待機しております。東京、大阪、福岡など14地域に対応しておりますので、緊急の時も最短20分で現場に駆けつけることが可能です。