ウェーブキーなど特殊な自動車鍵のカギ開け・複製について

ウェーブキーの登場以来、車のキーはイモビライザーの搭載、スマートキー化と長足の進化を遂げています。しかし、キーの紛失やインロック(キー閉じ込み)などのトラブルは後を絶ちません。ここではその際に、カギ開けや複製が可能なのかについてご案内します。

ウェーブキーのかぎ開けと複製は即対応可

ウエーブキーは、1990年代後半にメルセデスベンツに採用され普及した、特殊形状の車載用シリンダー錠です。上下非対称で、内溝や外溝が彫り込まれた形状から彫刻キーなどとも呼ばれます。
ピッキングに強く、簡単には複製できない防犯性能の高さから、ほぼすべての車種にこのタイプのキーが使用されるようになりました。その後、キーの頭部にICチップを仕込み、キーを使わなくても車のドアを解錠できるキーレスエントリーシステムが搭載されます。いわゆるリモコンキーです。

かつてウェーブキーのカギ開けや複製は、鍵の専門業者でも困難とされましたが、今ではカギ開けも複製も可能になっています。キーを紛失した場合は、ディーラーに依頼して純正キーを再発行してもらうのが通常ですが、1～2週間程度かかることがあります。対応可能な技術を持つ、弊社のような鍵の専門業者ならば、短時間でカギ開け・複製に応じられます。急を要するときの選択肢として覚えておいてください。

イモビライザーキーはIDの再登録で解錠

イモビライザーとは、車の盗難防止システムのことです。キーの頭部に埋め込まれたICチップのIDコードと、車体側に登録されたIDコードを照合しエンジン始動するようになっています。つまり、このIDが一致しなければ車のエンジンはかかりません。IDは暗号化されているため、かつてはカギ開けや複製はカギの専門業者でも不可能とされていました。

しかし現在では、車種や年式にもよりますが解錠・複製が可能になっています。ただし、イモビライザーキーの解錠、複製には、お乗りの車がイモライザー搭載車かどうかを、あらかじめ確認しておいていただく必要があります。一般にイモライザーはリモコンキーと組み合わされているので、キーの外観からは判別できません。搭載車かどうかは、メーター回りのインジケータランプで確認できますので、ご連絡を頂く前に必ず確認をお願いします。また鍵を複製する場合は、単純にいえばIDを新たなものに書き換えることで対処します。経験豊富な鍵のプロが、状況に応じた対応を行いますのでご安心ください。

スマートキーの作成、追加登録にも対応

最近の新車に増えているスマートキーは、キーレスエントリーを進化させたものです。リモコンボタンの操作は必要なく、一定の範囲内であればキーがポケットやカバンの中にあってもドアロックが解錠されます。始動時にもエンジンもキーを使わず、運転席のプッシュボタンで始動するタイプがこれに当たります。

また、スマートキー搭載車の多くはイモビライザーも搭載しています。完全なキーレスシステムになりますが、それゆえにキーを失くしたりインロックするなどのトラブルを起こしやすいともいえます。紛失した場合は、コンピュータシステムを入れ替えて再登録する必要があるため、ディーラーに車を預けて新しいキーを再発行してもらうことになります。しかし弊社であれば、現場でのカギ開け、複製が可能です。また、事後に必要なスマートキーとイモビライザーの追加登録にも対応しますので、車のキーシステムでお困りの際は、迷わず弊社にご連絡ください。