シリンダー交換をDIYで行う時に注意するポイント

玄関ドア鍵などご家庭内の様々な所で使用されているシリンダー錠ですが、思いのほか簡単に交換が可能なものです。一時期多かったピッキング以降も、新たな不正開錠手法は次々に発見されており、15年程度使用されているシリンダー錠は、防犯性能的に劣るものが多くなっています。これを機に、より防犯性の高いモデルへの変更をご自身で行われてはいかがでしょうか？このページではシリンダー錠をDIYで交換する方法や注意ポイントをまとめています。

シリンダー交換を行うべき理由

2000年ころピッキングによる住居侵入窃盗が非常に多く発生しました。当時のシリンダー錠で大きなシェアを持っていたディスクシリンダー錠は、構造的にピッキングに弱く空き巣のターゲットにされていました。このため錠前メーカー各社は新たなシリンダーを開発し、順次旧モデルを廃番としていきます。しかし当時のシリンダーは、非常に耐久性能が高く簡単に壊れないため、現在もそのまま使用されている住宅は多く存在します。

逆に現在のシリンダー錠は、防犯性能を高めるために非常に精密な作りとなっています。このためゴミや埃に非常に弱く、キーや鍵穴が汚れた状態で使用し続けると、施錠・解錠時に鍵穴に負荷がかかり壊れやすくなっています。ディンプルキーなど、新しいシリンダー錠ほどメンテナンスが不可欠で寿命も短めと考えてください。鍵が刺さりにくい、回りにくい、キー操作時に手応えが重いなどは、鍵穴トラブルの初期症状です。そのまま放置すると、鍵が開けられなくなるなど大きなトラブルに繋がりますので早めに対処することが必要です。

DIYで交換用シリンダー錠を選ぶ時に注意するポイント

現在使用されているドアのラッチユニットに対応するものであれば、シリンダー錠はドライバー程度の工具で簡単に交換が可能です。またモデルにもよりますが、ホームセンターやネット通販などで交換部品も3,000円程度から購入可能ですのでご自身でトライしてみてはいかがでしょうか？

交換方法としては、まず現在使用されている錠前のモデル名を確認し、必ず対応可能な交換部品を選択してください。部品選択時に注意すべき点として、スペアキーの付属本数を必ず確認してください。通常3～5本程度付属してきますが、ご家族・使用される方の人数をカバーできるものを選ぶことをお勧めします。特にディンプルタイプのキーを採用した錠前の場合は、街の鍵屋さんでのスペアキー作成が困難なモデルもあります。スペアキー制作費用も1本あたり2500円前後と高止まりしていますので、防犯性能と価格面だけで選択するとあとで思いもよらぬ出費につながります。

サッシメーカーなどの玄関ドアではOEM製品が使用されているなど、錠前メーカー・モデルが分かりにくい場合もあります。その場合は鍵と住宅のプロ、弊社におまかせください。365日フリーダイヤルでお待ちしております。