YKK製玄関ドアに対応する交換用シリンダー錠をご紹介します

スタイリッシュなデザインで人気があり、一戸建て住宅への供給量が多いのがYKK AP製の玄関ドアです。満足度の高いものではありますが、更に鍵を交換して防犯性能を高めたいというご相談を頂くことがあります。ここでは、どのようなシリンダー錠にアップグレードできるのかをご案内します。

10年以上そのままのシリンダー錠は交換がおすすめ

ピッキング犯罪が横行し、その対策がとられるようになったのは2000年ごろからです。国内シェア2位のYKK AP製の玄関ドアも、現行のものはワンドア・ツーロックが標準となり、電気錠や防犯性能の高いシリンダー錠が装備されています。しかし、品番の古い製品のなかには、まだ防犯性の低い錠前が使われているものが見受けられます。

ピッキング対策が進んだ後も、サムターン回しやドリル破壊、カム送り解錠など次々に新たな空き巣の手口が現れ、錠前もそれにともない高性能化してきています。とはいえ、侵入の手口と錠前の進化はイタチごっこのようなところがあります。新築以来10年から15年間、玄関ドアのシリンダー錠がそのままという方は、最新の高性能なものに交換することをおすすめしています。

1個のキーでツーロック解錠も可能

YKK AP製の玄関ドアに装備されているシリンダー錠メーカーは、美和ロック、ゴール、KABA、ウエスト、ユーシン・ショウワ、アルファの6社です。もちろん、同じメーカーでより高性能なシリンダーに交換できますし、他のメーカー品に差し替えることも可能です。

交換可能な各メーカーの高性能シリンダーは、美和ロックならばU9やJN、ゴールのD9、V18、KABAはACEやstar Neo、ウエストのリプレースシリンダー、ユーシン・ショウワのWX、アルファのFBロックなどがおすすめです。いずれもピッキング対策済みキーシリンダーで、ドリル破壊などにも比較的強い硬構造を備えています。

純正メーカー以外でも、防犯性の優秀さで評判のロイヤルガーディアンやマルティロックなども選べます。ツーロックの玄関ドアでは、それぞれ別の鍵で解錠するものも多いのですが、2個同一シリンダーへの交換で、1本の鍵で両方のシリンダーを解錠可能にできます。

高性能シリンダーへの交換は専門業者へ

シリンダー交換時の注意点としては、交換したいシリンダーが既存のものに適合する機種がどうかを確認することです。シリンダー交換自体はDIYでも可能ですが、相応の知識がないとどれが適合機種かを調べるのに苦労されると思います。

シリンダーは、そのタイプによって細かく品番が分かれており、同じ銘柄の玄関ドアでもツーロックの組み合わせは多様です。特にYKK APの玄関ドアでは、シリンダーカバーの形状でも適合・不適合がありとても複雑になっています。もしYKK AP製玄関ドアの防犯性能を高めたいとお思いでしたら弊社にご相談ください。鍵と住宅のプロがご希望に合ったモデルを選定し、交換作業まですべて行います。