鍵穴だけ交換できるの？玄関ドア鍵のシリンダー錠交換方法

鍵穴交換を希望される場合もドアノブ交換は必要ありません。一般的なドアノブ・レバータイプはもちろん、サムラッチ錠も鍵穴部分だけ交換できますのでご安心ください。シリンダー部分だけ分離して、単体の部品として市販されているものであれば交換可能です。また住居侵入窃盗の手口は年々進んでいますので、弊社では合わせて犯罪防止に強い高性能シリンダーに変更されることをお勧めしております。

ドアノブの鍵穴だけ交換する方法と仕組み

一般的な玄関ドアに付属する鍵穴は、ドアノブ中央に鍵穴があるもの、ドア扉に鍵穴があるもの、またその両方が設置されているものに分類されます。現在の玄関鍵にはほぼ100％シリンダー錠が採用されていますので、シリンダー錠（鍵穴部分）だけ取り外して交換できます。ノブに内蔵されている場合にはノブごと交換となりますが、ノブを取り付けているネジを外せば簡単に取り外せます。扉に埋め込まれている場合には、ドア枠のネジを取り外せばラッチユニットが外せますので、ラッチとつながっているシリンダー部も取り外せます。このようにDIYで交換が可能ですので、ご自身でトライしてみることをお勧めします。またその場合は、交換部品に付属する取扱説明書を見ながら作業してください。

犯罪者の手口を知って防犯性の高い鍵穴に交換する

以下に一般的な不正過剰方法をご案内します。交換用部品選定時には、これらに対抗できる鍵穴に交換することをお勧めします。

■ ピッキング

キーの代わりに針金のようなものを使って開錠します。ピッキングはかなり古い手法なのですが、今でもピッキングに弱いモデルが残っています。2000年以前に製造販売されたシリンダー錠は危険度が高いため早急に交換されることを強くお勧めします。

■ カム送り

シリンダーのリングを浮かして隙間から針金状のものを挿入し、錠ケースを直接攻撃して開錠する手法です。現在もこの方法で、開錠可能な玄関鍵は依然として多く存在しています。ケースを対策品に交換する事で対応する場合が多いのですが、その場合はピッキングなどの他の対策は別途行う必要があります。

■ こっそり合い鍵を作る

直近で純正キーのキーナンバーから勝手にカギを複製され、部屋に侵入されるという事件が起こったばかりです。これを防ぐには、キーの頭にカバーを付けてキーナンバーを見えなくする、スペアキーを作成しそれを常用する。スペアキーを作成する時にオーナーカードが必要なシリンダーを使用する、といった対処方法があります。

対策方法とお勧めシリンダー錠

こういった手口全般に対処するには、電子キー、指紋認証といったハイテク機器を導入する方法があります。ただしかなり費用がかかりますし、簡単に交換できないケースも多く、すぐに導入出来る方は少ないのが現状です。ここではシリンダー交換でカム送り対策が可能で、ディンプルキーというピッキングに強いタイプである、エイ・エス・アイ社のロイヤルガーディアンをお勧めします。もちろんドアと既存カギによって設置可能なモデルは異なりますので、詳しくは弊社フリーダイヤルまでお問い合わせください。