鍵交換にお勧めのGOAL（ゴール）製シリンダーをご紹介します

「鍵と錠の専門メーカー」を謳うGOAL社ですが、そのキャッチフレーズに違わず、精巧で堅牢な製品づくりで知られています。ここでは、玄関・勝手口など既設の錠前の防犯性アップにおすすめのGOAL製交換用シリンダーをご紹介していきます。

100年の歴史を持つ先駆的な錠前メーカーGOAL社

性能と品質にこだわりを見せるGOALは、100年余りの歴史を持つ国内シェア2位のメーカーで、関西圏ではシェア1位を誇っています。わが国で初めてシリンダー錠を国産化し、戦後の1959年(昭和34年)には、後に広く普及した円筒錠(ユニロック)を開発しました。1972年(昭和47年)にはカードロック式の電気錠を国内で初めて製品化するなど、先駆的な位置を占めています。

GOAL社シリンダー錠で特筆すべきなのが、1997年(平成9年)に登場した「V18シリンダー」です。ピッキング犯罪の横行が問題化した当時、GOALはいち早くこれに対応し独自技術で耐ピッキング性能がきわめて高いシリンダー錠を世に送り出しました。精緻なピンタンブラー構造を持つディンプルキータイプの「V18シリンダー」は、後のピッキング対策錠のスタンダード的な存在となっています。

18本のピンがすべて強靭なアンチピッキングピンのV18

GOALの高性能シリンダーには、前出の「V18」と「グランV(GV)」、そして最近新しくリリースされた「GP」の3タイプがあります。いずれもピンシリンダーと、使いやすいリバーシブル・ディンプルキーとの組み合わせとなっています。

V18は、その名の通り18本のピンを内蔵しています。これらを縦方向と横方向の3列に配置することにより、鍵違い数は120億通りにも上ります。18本のピンにはすべて、耐ピッキング性能の高い「アンチピッキングピン」が用いられているほか、鍵穴内には硬度の高い焼き入れ鋼製のセクションピンと、ドリリング防止板が採用され、工具やドリルの侵入を阻む強靭な作りとなっています。また、キーのディンプルは単純な円形のくぼみではなく、長円形の複製されにくい形状です。潤滑処理により錆びにくく、キーの抜き差し・回転がスムーズなのも特長です。

V18の防犯性能をしのぐ「グランＶ」

GOALの「GV」は、V18の性能をさらに強化したシリンダー錠です。ピンの数は最大24本で、さらにMK(マスターキー)ピンの採用で、1000兆をはるかに上回る鍵違い数を実現しています。強靭なステンレス鋼のアンチピッキングピンに加え、特殊なアンチインテンション構造(PAT.)を備え、不正解錠をほぼ完璧に防げるシリンダーです。

新発売の「GP」は18ピンでありながら、コスト面に考慮されたシリンダーです。基本的にはV18と同じ構造ですが耐破壊性能にやや劣るため、GOAL社では玄関や勝手口などの外回り以外での使用を推奨しています。GOALは従来、キーの片側にギザギザの刻みがある６本ピン(P)、7本ピン(Z)シリンダーを廉価タイプで主力としていましたが、その後継として登場したのが「GP」です。耐ピッキング性、強靭さ、扱いやすさの3拍子がそろったGOALの高性能シリンダー錠。GOAL社製シリンダーへの鍵交換はぜひ弊社にご相談ください。