複製が難しいおすすめディンプルキーまとめ

1990頃に、従来のぎざぎざの鍵（刻みキー）と異なる、キー本体にゴルフボールのような丸い溝を持つディンプルキーが開発されました。この鍵は、ピッキング等の不正開錠をしにくくするするために精度が高く、構造的にも複製が難しいシリンダー錠となっています。その後、大手鍵メーカがこぞって製造販売するようになり、販売価格もこなれて現在では使いやすい代表的なシリンダー錠の代表格です。このページでは、複製が難しいディンプルシリンダーをまとめていますので、錠前交換の参考にしてください。

複製が難しいディンプルキーの構造

従来の鍵は、ピンと呼ばれる部品と接触する、ギザギザ部分の違いのみでキーパターンを変えていました。ディンプルキーではこのピンを上下左右に設置できるため、従来の鍵よりも鍵違い数を多くすることが可能です。もちろん鍵パターンが増えることで、防犯性能も格段に高まっています。なによりも大きな変化が、ブランクキー（削り出す前の鍵）も四角柱で形状が全く異なり、これまでのキーコピーマシンで鍵の複製が出来ないという部分です。街の鍵屋さんでディンプルキー複製が出来るコピーマシンを導入しているところは少なく、仮に引き受けてくれたとしても、鍵預かりで1～2週間待たされることが多くなっています。

ディンプルキーの複製コストと複製難度

ディンプルキーの複製では、4方向を削らなくてはならないことや、錠前の精度が上がっているため削り出しの技術が問われます。このため従来の刻みキーと比較すると、数倍作業時間がかかり複製費用も高くなっています。従来鍵が500円前後から複製できるのに対して、シンプルキーの複製は2,500円前後が相場です。このような背景からも、ディンプルキーは基本的に複製しにくい、勝手に複製される危険性の少ない鍵だといえます。

更に複製の難しいディンプルキーまとめ

錠前メーカー各社が発表している、ピッキング・破壊耐性の強いハイセキュリティなディンプルキーには、フラッグシップモデルとして複製が出来ないディンプルキーが発売されています。

Miwa社PR(-J)シリンダー
Miwa社JCシリンダー
MUL-T-LOCK
ロイヤルガーディアン
カバスター社KABASTAR NEO
アルファ社FBロック
CLAVIS
MEGACROSS

これらは、カギの複製をメーカーでしか行っていないモデルです。購入時にユーザー登録を行う必要があり、複製を希望する場合には、事前登録を行ったオーナーカード・身分証明・キーナンバー等の情報が必要になっています。

複製の難しいディンプルキーへの交換・修理・カギ開けなどは、カギと住宅のプロへお任せください。現在のドアにどのような鍵が付くのかなども含め、お気軽に弊社フリーダイヤルまでご相談ください。