廃番になったSHOWA（ショウワ）製鍵の交換について

廃番になったSHOWA（ショウワ）製鍵の交換は、出張鍵屋におまかせください。現在のユーシン・ショウワは2社の統合で誕生した会社です。SHOWAの鍵には統合以前の昭和ロック時代のものがあり、それらは既に廃盤になっています。ここでは古いタイプのSOWA製品の鍵交換についてご案内します。

SHOWAと刻印された品番4桁数字のシリンダーは要交換

1998年、自動車・産業機器の部品メーカーであるユーシン傘下に入るまで、SHOWAは昭和ロックという社名でした。国内の錠前メーカーでも老舗の部類に入る会社で、大手の建材メーカーに多数納品されていました。またその当時は、丁度ピッキング犯罪が横行し錠前メーカーはその対策を迫られていた時期にあたります。

2000年前後から、耐ピッキング性能を引き上げたシリンダー錠が次々に開発されますが、それにともない構造の単純な旧タイプのシリンダー錠は廃盤になっていきました。SHOWA製品でも、昭和ロック時代のものは多くが廃盤になりましたが、今も同社製シリンダー錠を使っているお宅が数多く見受けられます。旧昭和ロックの廃盤錠は、キーの刻印が「SHOWA」で品番が4桁数字のピンシリンダーです。もしご自宅のシリンダーがこれらにあたる場合は、耐ピッキング性能が低いため早めの交換をおすすめします。

ピッキング対策を施したSHOWAブランドの「ミスターホームズ」も廃盤に

ユーシン傘下で、耐ピッキング性能を高めた「SHOWA」製シリンダー錠にも廃盤になったものがあります。2000年に発売された「ミスターホームズ(MH)」という製品です。もともとはユーシン製品ですが、SHOWAブランドで販売されていたものです。トステムの玄関ドアに採用されたことから広く普及し、交換用シリンダーとしても数多く出回りました。

MHは、当時としては耐ピッキング性能に優れたシリンダー錠でした。しかし、その後に現れた「カム送り」や「ドリル破壊」などの手口に対して脆弱で廃盤となったものです。2002年にショウワの事業がユーシンに統合されたのち、ユーシン・ショウワの鍵の刻印は「U-SHIN SHOWA」に統一されますが、それまでは「SHOW」刻印が使われていたため、MHシリンダーの刻印にはこれら2種類が存在します。いずれも早めの交換をおすすめしたいシリンダーです。

防犯性能の高い「U-SHIN SHOWA」刻印のシリンダーに交換

現在、ユーシン・ショウワのシリンダー錠は、8個以上のピンを水平対向に配置した「Xキー」、そのディンプルタイプの「NXキー」、サイドバー方式を採用した交換用の「WXシリンダー」というラインナップになっています。MHの廃盤で、キーの片側にギザギザの刻みがあるピンシリンダーは、現行のラインナップからは姿を消しました。

同社の現行製品はいずれも防犯性能に優れていますし、交換用のWXは美和ロック製シリンダーをはじめ、多くの住宅用シリンダー錠とも適合します。シリンダーやキーの刻印が「SHOW」となっている錠前は、防犯性能が高い「U-SHIN SHOW」の現行シリンダーへの交換をおすすめします。廃番になったSHOWA（ショウワ）製鍵の交換は、弊社フリーダイヤルまでお気軽にご連絡ください。