カギ取付け・交換作業時に注意するべき3つのポイント

ご家庭やオフィスのカギを、老朽化や犯性を高めるために交換する、新規取付けを検討する。といったことがあるかと思います。住宅部品としては比較的長持ちするカギですが、逆にモデルチェンジ等で交換部品の入手が困難になるケースも多いものです。このページでは「鍵取付け・交換作業時に注意すべき3つのポイント」と題し、スムーズに鍵の取付を行なうために確認しておくポイントをまとめています。

鍵取付け・交換作業時に注意するメーカーと型番の確認

カギ周辺をよく見てメーカー名を確認します。販売数の多いものとして、美和ロック、ゴール、ユーシン・ショウワ、HORI、ウエスト、ALPHA、長沢製作所、川口技研、マルティロック、日本カバ、タキゲン、フキ、ASI、Keiden、エイコーといったメーカーがありますので参考にしてください。MIWA、GOALに関しては販売シェアが大きいため、各社からMIWA・GOALのカギの交換部品が販売されており、スムーズに部品入手・交換できる可能性が高いものです。逆にカギの名前として、ドア・サッシメーカー名が記載されている場合は少々厄介です。実際に製造しているのはカギメーカー各社なのですが、OEM品やオリジナル商品としてサッシメーカーから販売されている可能性が高いものです。その場合はご自身での交換部品入手が難しい場合がありますので、お気軽に弊社までご相談ください。

鍵取付け・交換作業時に注意するバックセットと扉厚の確認

玄関ドアなど扉の錠前システムは、キーを差す鍵穴を含むシリンダー部分、ハンドルレバーやドアノブと、ドアを通関する芯棒、扉枠に飛び出してはまるラッチ・デッドボルトが格納されているラッチケース。の3つに分けら、れこれらが連動することで施開錠する仕組みとなっています。多くの場合シリンダー部だけを交換できるのですが、補助錠の取付を行う場合や、カギをケースごと交換する場合は、バックセットと扉厚の確認が必要になります。バックセットとはドアの端からカギの中心までの距離ですが、これが適合していないラッチケースは取り付けできません。また、フロント部のカバーの長さと幅、取り付けビスの位置とビスピッチも確認します。また鍵交換時に、ケースを分解する必要がある場合は、作業中に中のバネが外れてしまうことがあります。この場合、かなり面倒な事になりますので、特に慎重に作業を行なうか鍵屋にお任せください。

鍵取付け作業時に注意するポイント

鍵交換・修理を含むドア周りの作業を行う場合は、必ず「ドアを開けた状態で行う」のが基本です。作業中に風などで扉が閉まることが無いよう、ストッパーなどを噛ませておくことをお勧めします。これは、ドアノブを取り外した状態で扉が閉まり、どうにもならなくなることを避けるためです。また特殊な例では、鍵交換時に鍵穴に鍵をさしたまま行うモデルなどもあります。必ず作業を行う前に取扱説明書をよく読んでから着手するようにしてください。いずれのケースもうまくいかないなどがあればお気軽に弊社までご相談ください。