交換用錠前でリクシル（LIXIL）玄関ドア鍵を防犯性アップしませんか？

リクシル製の玄関ドアの防犯性能を高めたい。そうお考えの方に交換可能な高性能シリンダー錠をご紹介します。ただし、同社は4社の建材・設備メーカーが統合されたグループ企業ですので、シリンダー交換には多少留意する点もあります。

玄関ドアの旧ブランド名はトステムと新日軽

玄関ドアのシリンダー交換のを行う場合は、まず玄関ドアのメーカー名と製品名、錠前ケースなどに刻印された鍵のメーカー名と品番を確認する必要があります。

リクシルは、2011年にトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ、TOEXの4社統合により誕生しています。現在、ブランド名を順次「LIXIL」に統一していますが、統合以降もしばらくは、旧ブランド名のままで製品が供給されていました。そのため、同社の製品に付されているメーカー名は、新ブランドの「LIXIL」と旧ブランドが混在しています。

統合された4社のうち、玄関ドアを製造しているのは、旧トステムと旧新日軽の部門です。ここではそれらのブランド製品を含む、玄関ドアのシリンダー交換について述べていきます。

より高性能なシリンダー錠への交換を

旧トステムブランドを主力とする、リクシルの玄関ドアで使われているシリンダー錠メーカーは、美和ロック、ゴール、ユーシン・ショウワ、アルファの4社です。

ピッキング対策が施されて以降、玄関ドアはワンドア・ツーロックが標準となり、現行の製品には防犯性能に優れたシリンダー錠が装備されています。この10年余りの錠前の進化は著しく、新手の不法な解錠や錠前破壊などにも対抗できるようになっています。つまり、少し古い型式の玄関ドアは、ワンドア・ツーロックであっても、現行の高性能シリンダーに交換することで各段に防犯性が引き上げられるのです。

ツーロックでもワンキーで解錠が可能に

おすすめの高性能シリンダー錠は、美和ロックならばU9やJN、PR(集合住宅用)、ゴールD9、V18、ユーシン・ショウワWX、WS、アルファFBロックなどです。これらは、ロータリーシリンダーや、ディンプルキーシリンダー、あるいはサイドバー方式のウェーブキーシリンダーで、ピッキングに強いばかりではなく、ドリル破壊を阻む強靭な構造も有しています。

既存のシリンダーと同メーカーでグレードアップできるのはもちろんですが、他メーカーのシリンダーに差し替えることも可能です。また2個とも同じシリンダーに交換し、1本の鍵でツーロックを解除することも可能です。ただし、既存シリンダーと交換用の互換性により、交換できるシリンダーが限定されます。現在の鍵のリプレイス用にどの鍵が使用できるのかなど、リクシル製玄関ドアの防犯性アップについては、なんでもお気軽に弊社までご相談ください。