玄関ドアが閉まりにくい時のラッチ調整方法

玄関ドアが閉まりにくいなどでお困りではありませんでしょうか？その不具合はラッチが原因かもしれません。ラッチは簡単に調整できますので、ラッチと周辺部品の調整方法を紹介します。毎日使う玄関ドアをご自身でメンテナンスしてみてください。

玄関ドアのラッチ調整は簡単!

そもそもラッチとは何なのでしょうか?ラッチとはかけがね・留めがねのことで、ドアの側面についている三角形の部分と、関連する周辺部品を指します。三角形の部分は「ラッチボルト」と呼び、ラッチボルトが収まる部分を「ラッチ受け（ストライク）」と呼びます。ラッチは、玄関ドアを開閉する際に絶対使用する部分なため、負担もかかりやすく故障する可能性も高いものです。玄関ドアが閉まりにくい時は、このラッチに不具合が出ている可能性があります。チェック方法ですが、ます一旦ドアを開閉してみてください。ラッチボルトがスムーズに動かない場合や、ラッチボルトがラッチ受けにちゃんと入っていない場合、閉めるときがたがたする場合は、ラッチが原因ですので調整を行いましょう。ラッチ調整はドライバーさえあれば簡単にできるのでぜひ試してみてください。

玄関ドアが閉まりにくい時のラッチ受け調整方法

ラッチ調整は基本的にラッチ受け側で行います。ラッチ受けの中央にあるビスを回すと、ラッチ受けを左右に動かせますので、ここでラッチがうまく入る位置に調整します。もしラッチ受けの中央にビスがない場合はラッチ受けの上下にあるビスを緩めます。この場合も同様に、ラッチ受けを上下左右に動かしてラッチボルトがうまく入る位置に調整し、終わったらビスを締めなおして固定します。このときビスは一旦仮止めし、位置が決まった時点でしっかりと締めなおしてください。緩んだ状態で使用するとラッチボルトに負担がかかりますし、最悪の場合玄関ドアが開かなくなる可能性もあります。

ラッチ受けに問題がない時のラッチ調整法

ラッチ受けに問題がない場合はケースラッチを調整します。まずドアノブをガチャガチャ回してください。ラッチボルトがスムーズに動いていない、もしくは奥まで引っ込まない場合は、部品の滑りが悪くなっているかゴミが溜まっている可能性があります。その場合一度ラッチを取り外し、ゴミの除去をして潤滑剤を差します。潤滑剤の代わりに2B～4Bくらいの、黒色鉛筆の芯をこすりつける方法もあります。もしこれで改善しない場合にはケースラッチの交換を検討してください。同じ型番のケースラッチが用意できれば良いのですが、入手できなかった場合はそのラッチユニットと同シリーズのラッチや、代替品として販売されている取替え用ラッチを用意する必要があります。もしケースラッチの大きさが合わない場合には、穴の加工やそのための道具が必要となり、交換作業はいきなり難易度が高くなります。もし不具合の原因が分からなかった場合や、調整方法に不安がある場合は弊社にご連絡・ご相談ください。