玄関やオフィスの鍵が抜けない時はプロの鍵屋におまかせください

鍵のトラブルでしばしば発生するのが、玄関鍵やオフィス鍵が抜けないというものです。いったんこの状態になると、外出したりオフィスから帰ることもできなくなります。このページでは、鍵が抜けないときの対処方法や、日々のメンテナンス方法を解説していますので参考にしてください。

玄関鍵・オフィス鍵が抜けない時の対処方法

まず確認が必要なのが「カギが抜ける位置か？」という点です。錠前によっては解錠状態から逆方向に戻すなど、キーが水平・垂直など一定の状態でしか抜けないものがあります。今一度落ち着いて確認してみてください。

鍵が抜けない原因として考えられるのが、ホコリやゴミの詰まりと鍵穴・キーの歪です。その場合、鍵の隙間から掃除機でカギ穴内のゴミを吸い出します。玄関の室外側など、掃除機のコンセントがない時にはパソコンを掃除するエアダスターでも代用可能です。次にカギの抜き方ですが、上下左右に小刻みに動かしながら抜いてみてください。またこの時、鍵穴専用の潤滑剤を併用するとより抜け易くなります。

ただしCRC・ミシン油など、一般的な油性の潤滑剤で代用するのは絶対に避けて下さい。ホームセンターやネットショップで1,000円以内で購入できますので、必ず鍵専用のシリコン系潤滑剤を使用します。またこの時、無理やり引っ張るとカギが鍵穴内で折れる可能性があるため、もしこの方法で抜けない場合は無理をせずに弊社の様な鍵屋を呼ぶことをお勧めします。鍵穴内で鍵折れが発生している場合はより作業工賃が掛かりますし、状態によっては錠前を破壊するなど大きな音を立てる作業を伴うことにもなりかねません。何れにせよ、あまり深追いしない方が賢明です。

鍵が抜けないトラブルは防げます

数ヶ月に1回程度お手入れするだけで、鍵にまつわる様々なトラブルを防げますので、キーと鍵穴のメンテナンスは定期的に行うようにしてください。まず、歯ブラシなどで鍵本体に付いたゴミを取り除きます。特に注意が必要なのが、セロファンテープやシールなど粘着物の付着です。これらが鍵穴に入ってしまうとクリーニングが難しくなりますので、常日頃から粘着性のあるものを鍵と一緒に保管しないように注意してください。また同時に鍵が曲っていないかもチェックしてください。歪んだキーを鍵穴に差し込むと、シリンダー内のパーツに不必要な負荷がかかり内部部品が壊れやすくなります。

その後、鍵用潤滑剤を鍵のギザギザ部分に軽く吹き付けます。また黒鉛筆の芯は鍵の滑りを良くしますので代用が可能です。その場合、なるべく2Bなど黒鉛含有量の多い濃い鉛筆を使用してください。その後潤滑剤を塗った鍵を鍵穴に何回か抜き差しし、鍵に残った余分を軽く拭き取ります。鍵穴に関しては、掃除機やエアダスターを使ってカギ穴のゴミを取り、同様に潤滑スプレーを吹き込みます。鍵穴内に粘着物が入った場合は、シリンダーを取り外して内部清掃を行う必要があります。放置するとシリンダーが破損し、鍵が開かなくなるなどのトラブルを引き起こしますので、なるべく早く対処されることをお勧めします。もし鍵の操作に違和感を覚えた場合は、弊社フリーダイヤルまでお気軽にご相談ください。