ボタン式ドアノブ錠の防犯性能と空き巣被害への対策方法

2003年のピッキング防止法施行により、正当な理由のないピッキングツール、マイナスドライバー、バールなどの所持・携帯が禁止されたため、ピッキングによる空き巣被害は減少してきています。しかし玄関ドアに穴を開けるサムターン回しなど、新たな手法が考案され依然として玄関ドアからの侵入被害は発生しています。このページではプッシュボタン式ドアノブ錠の防犯性能と、空き巣被害への対策方法をまとめていきます。

防犯性能の低いボタン式ドアノブ錠

ボタン式ドアノブ錠は、その簡易な構造から大量に生産できる反面、安価な素材で作られた製品が多くなっています。このため部材の隙間からバール等を差し込んだり、錠のラッチ部を強引に押すような攻撃に対して脆弱な錠前なのです。また一般的な単体型のシリンダー錠とは異なり、構造的に鍵穴部分だけの交換ができません。このため弊社では、ボタン式ドアノブ錠を単体で使用されている場合は、ドアノブ・錠前ごとの交換、もしくは補助錠の取付を強くおすすめしています。

補助錠の併用でドアノブ錠の防犯性能を高める

わざわざ後付で錠前を増やしているわけですから、補助錠を設置した住宅は防犯意識が高いことが一目瞭然です。空き巣も人間ですので、防犯対策を講じてある住宅へリスクを犯して進入する事はあまりありません。つまり補助錠の設置は、錠前そのもののセキュリティ能力以上の効果を持つということです。

防犯性能を上げるTLH-56スリムロック

Fuki・iNAHO社のスリムロックは、ボタン式ドアノブ錠と併用することで、玄関ドアなどの防犯性能向上が期待できる面付補助錠です。両面シリンダーを採用しサムターン回しが困難な構造となっています。またバール等によるこじ開けに強い、ステンレス製鎌式デッドボルトと平デッドボルトを採用しています。防犯対策器具の中には電池式の物も多く有り、いざという時に防犯性能を発揮しない物やメンテナンスに手間がかかる物もあります。スリムロックは電源を必要としませんので、メンテナンスにもあまり気を使わずにすみます。また1万円前後で購入可能で費用対効果も抜群です。

建物を傷付けずに取付可能な補助錠「どあロックガード」

どあロックガードは、ボタン式ドアノブ錠のドアに第2のロックとして取付可能な補助錠です。どあロックガードは、建物やドアに加工を必要とせず手軽に設置防犯対策を行えるため、賃貸物件にお住まいの方に特にお勧めできるものです。また、物件管理や建物施工管理を行っている、プロの業者さんも使用しているためその防犯対策性能はお墨付きです。錠前方式としては、ディンプルシリンダーと暗証番号タイプの2通りがあります。導入時の注意点としては、外開きドア専用という点に気をつけてください。ボタン式ドアノブ錠の交換・補助錠の取り付けなど、弊社フリーダイヤルまでお気軽にご連絡ください。