シャッター荒らしへの対策方法、その手法と補助錠の取り付け

ガレージや倉庫の入口にシャッターさえあれば収納物は安全だと思いがちです。しかしシャッター荒らしという、シャッターを破壊する侵入窃盗が多発しています。一体、どのような手口でシャッターが破壊されるのでしょうか。このページでは、被害を防ぐための対策と、有効な補助錠についてまとめましたので防犯対策の参考にしてください。

シャッターの構造と破壊の手口

シャッターは、スラットと呼ばれるすだれ状に連結した大きな平面部材と、ガイドレールと呼ばれる左右の溝から構成されています。スラット裏側には、ラッチバーと呼ばれるシリンダー錠付きの金具が装着されています。ラッチバーの先のかんぬき（ラッチ）がガイドレールの穴に引っかかり、施錠される仕組みです。

破壊の手口としては、鍵のピッキング、スラット自体に開けた穴からの解錠、スラットを力任せにこじ開けるなど荒っぽいものが目立ち、多数の倉庫が侵入被害に遭っています。シャッターが死角となり自由に犯行を行えるため、一旦侵入されれば被害は甚大です。また、警備システムの契約があったとしても過信は禁物です。通常、警備員が駆けつけるまでにはかなり時間がかかりますが、プロの窃盗団はガードマンが来るまでの時間を逆算して物色・逃走しますので、なかなか捕まえることはできません。

シャッター荒らしへの対策

シャッター荒らしと呼ばれるシャッター破壊の手口があります。これは、スラットを強く押してかんぬき（ラッチ）を外してしまうという意表をつく手法で行われます。シャッターを押しただけで鍵が開くことに驚いてしまいますが、ラッチバー付近のスラットをたわませるとラッチバーがしなり、かんぬき（ラッチ）が外れてしまう事があるのです。シャッターの構造上の問題もあり、すべてのシャッターが簡単に開けられるわけではありませんが、特殊な工具を必要としないためシャッター荒らしには十分な警戒が必要です。犯人は工具などを携帯しないため、一般の方と何ら変わりなく職務質問などもすり抜けてしまうということです。

補助錠を取り付けシャッター荒らしを防ぐ

シャッター荒らしを防ぐための対策として、シャッター自体を防犯性能の高いものに交換するという抜本的な対策もありますが、かなりの出費を覚悟しなければなりません。アラーム・センサー・防犯カメラなどの盗難防止装置は意義のあるものですが、コスト面から決してお手軽とは言えません。そこで、低コストで出来るシャッター荒らし対策として、弊社がお勧めするのが補助錠の設置です。シリンダー錠直下の床に設置したアンカーと、シャッター本体を南京錠などで結束しします。補助錠の設置には、不法侵入までの時間稼ぎができるだけなく、防犯意識のアピールという抑止効果も期待できます。シャッター荒らしに遭わないために、補助錠設置を検討なさってはいかがでしょうか。鍵と防犯のことは弊社におまかせください。フリーダイヤルまでお電話頂ければ、365日現場まで駆けつけます。