ドアノブの空回りは住宅と鍵のプロが出張対応いたします

私たちの家には、玄関や部屋の間仕切りドア、浴室、トイレなどいたるところにドアノブが設置されています。普段何気なく使っているドアノブですが、一旦壊れれば途端に生活に支障をきたすものです。一人暮らしの方や誰も家族がいない時に、トイレやお風呂場のドアが開かなくなり、長時間密室に閉じ込められるという重大なトラブルはしばしば発生しています。このページでは発生頻度の高いドアノブの空回りの原因と対処法についてご紹介します。

ドアノブの構造

一口にドアノブと言っても、手で回す握り玉タイプの丸型ノブ、レバーハンドル型、玄関ドアに多いプッシュプル型、サムラッチ型などがあります。いずれの場合もドアノブをひねる・押すといった動きがラッチと連動し、ラッチボルトの出し入れを行います。ラッチボルトとは、ドアの側面についているドアノブを回すと動く三角の部分です。この部品がドア枠にはまってドアがロックされますので、ドアノブの空回りなどでラッチが連動しなくなると扉は開かなくなります。

ドアの空回りの原因

ドアノブをひねった手を離すと元に戻りますが、これはドアノブの座の部分に仕込まれたばね（スプリング）と、ラッチ内部のばねの反発力による作用です。ラッチ内部のばねはスペース的な問題もありそれほど強いばねが使用できないため、ノブ側にも補助としてばねが入っています。これらのばねが折れる・外れるなどで空回り状態が発生します。

また、ドアノブと一体となったシリンダー錠内部の金属部品が折れてドアノブが空回りするケースもあります。ドアノブのガタツキや、ドアノブをひねった際の違和感はまさしくドアノブ故障の前兆です。この状態のまま使用し続けると、いずれドアが開かなくなる可能性が高いので、くれぐれも放置しないようにしてください。ドアノブ操作時の手応えが重い、ノブから手を離した時に本来の位置に戻らないなどがあれば、なるべく早くカギと住宅のプロである弊社までご相談ください。

ドアノブの修理方法

ばね（スプリング）はピアノ線でできているため、金属疲労、経年劣化によるヘタリやサビが発生する消耗品です。トイレやお風呂場のドアは、玄関扉ほど品質の良い部材が使用されていない上に使用頻度も高いものです。このため特に無理な使い方をしなくても、10年も持たずに壊れるケースが散見されます。バネ部品自体は本来安価なものなのですが、部品単体で一般販売されているものは少なく入手が難しいため、意外にDIYで修理するのが難しいパーツです。

このためご自身で修理する際は、ノブごと・ラッチごと交換となるケースも多くなっています。また発生頻度はバネより低いですが、バネのツノ部分が折れた場合は、残念ながらドアノブごと交換するしかありません。同様に、ドアノブと一体となったシリンダー錠の故障の場合も、大抵はドアノブごとの交換となります。部品の入手性の問題もありますので、ドアノブの修理・メンテナンスはプロの鍵屋にお任せいただくことをお勧めします。ドアノブの空回りは弊社フリーダイヤルまでお気軽にご相談ください。