開かなくなったGOAL（ゴール）V18の鍵開けについて

キーを無くした時のGOALの鍵開けは非常に困難です。不正開錠を防ぐために一般の鍵屋では合鍵が作れないのがその理由です。そこで今回は、どのようにすれば開かなくなったゴールの鍵開けができるのかご紹介します。

GOAL社製高セキュリティシリンダーV18の特徴

GOALは2002年に独自開発したディンプルタイプシリンダー錠を発表し、日本で初めてアメリカの安全試験団体「UL」の認定を受けたメーカーです。V18は耐ピッキング性能が格段に向上した鍵で、ステンレス鋼製のアンチピッキングピンを18本内蔵し、さらに内筒と外筒に4本の超硬製ガードピンを配置したシリンダーを使用しています。

そのため電動ドリルでのシリンダー破壊による不正開錠にもとても強くなっています。キーの複製も難しく、通常の鍵屋では合鍵も作れないため、ゴールの鍵開けを不正に行うのはあらゆる面から非常に困難です。また、キーチェンジシステムを採用しているので、ピンの設定を変えてキーを異なるものに交換できます。

GOALV18の鍵を失くした時の対処方法

玄関の鍵に限定して考えてみます。まず当然ですが、キーを失くしたGOALV18の鍵開けはご自身では不可能ですので、すぐに鍵屋に連絡する必要があります。ただし、鍵屋によってはゴールの鍵開けに対応していないところもあるので、必ず事前確認を行ってください。

紛失した鍵には番号が刻印されているので、不正に鍵を作成されないようにシリンダー交換を行うことも重要です。特に居住地を証明するものと一緒に紛失した場合や、自宅を知っている人が保持している可能性がある場合は、必ずシリンダーの交換を行ってください。またGOALV18の鍵を紛失した場合は、すぐには鍵を複製できないので必ず予備を作っておくことが大切です。キーの作成には、概ね1週間～10日ほど必要ですから余裕をもって注文しておくことをおすすめします。

紛失以外でGOAL鍵が開かなくなるケース

ゴールV18の鍵が開かなくなるその他の原因として、キーが固くて回らないといったケースがあります。このような時に、滑りが悪いと判断し一般の潤滑油を使うのは厳禁です。油性の潤滑油は、さしたその時は状態が良くなりますが、時間とともに油分と埃が固まりシリンダー内部にこびりつきます。結果として余計にキーは回りにくくなり、内部部品の劣化・破損を早めます。

普段の手入れでも潤滑油を使うのはご法度で、必ず油分を含まないシリコン系の鍵穴専用スプレーを使用してください。特にご自宅が街道沿いや電車の線路の近くにある場合は、鍵穴内に埃が入り込みやすいため、普段からの手入れが大切です。鍵穴専用スプレーを使用してもキーが固くて回らない時は、鍵穴内で不良が起こっていると考えられます。このような状態の鍵開けは、鍵屋に頼んで対処してもらう必要があります。GOAL社製シリンダーの鍵開けは出張専門の弊社におまかせください。