ユーシン・ショウワ製ミスターホームズ（廃番）のカギ開けを承ります

交換用シリンダーとしても利用の多い、ユーシン・ショウワ（U-SHIN SHOWA）のシリンダー錠「ミスターホームズ（MH）」のカギ開けは弊社にお任せください。TOSTEMを始めとする、大手サッシメーカーからの採用事例を多く持つミスターホームズは、ピッキングによるカギ開けの難しい、防犯性の高いシリンダーとして発売されていましたが、現在は廃番商品となっています。このページではミスターホームズの特徴や弱点などをまとめていますので、現在利用されている方、交換・修理を検討されている方の参考になるかと思います。

ミスターホームズのカギ開け

ユーシン・ショウワのシリンダー錠ミスターホームズは、ピッキング被害の広がった2000年の終わりに、ピッキング対策を行ったシリンダー錠として発売されました。交換用としても多数導入されていますので、現在も使用されている方は多いかと思います。一般的な刻みキー（ギザギザ鍵）タイプで、街の鍵屋さんで安価にコピー可能であることや、リバーシブルタイプで鍵の挿し込み向きを選ばない使いやすさと耐久性にも定評がありました。モデルとしては、取り付けるドアの厚みに応じて戸厚42ミリ～50ミリ対応品、戸厚50ミリ～58ミリ対応品、戸厚58ミリ～66ミリ対応品の3タイプがあります。カラーはシルバーでスペアキー4本付き、現在も在庫があれば4,000円程度で購入可能なものです。

ミスターホームズの構造と弱点

ミスターホームズは、ディスクシリンダー方式を採用したシリンダー錠で、通常使用時の耐久性は非常に高く、ピッキング耐性も水準以上のものです。しかし、その後住居侵入窃盗の新しい手口として広がった「カム送り」には対応しておらず、構造的にも電動工具を使用した「ドリリング」や、物理的な破壊による「破錠」にも弱い鍵となっています。このため現在ではあまり使用することが望ましくないシリンダー錠といえます。鍵紛失や鍵の調子が悪いといったタイミングがあれば、より防犯性の高いシリンダーへの交換を強くおすすめします。

ユーシン・ショウワのミスターホームズ（MH）採用例

TOSTEM(トステム)製玄関ドアに採用されたミスターホームズは、鍵穴の回りに夜光塗料が入ったプラスティックがリング状に設置された、一目見ればそれと判る外観です。またミスターホームズは、美和ロック（MIWA）社製、BH・DZ・LDシリンダーの取替シリンダーとして使用できたため、MIWA社製シリンダーのリプレース用途としても数多く使用されてきたものです。ちなみにミスターホームズは、ユーシン・ショウワ合併以前である平成12年発売ですので、オリジナルのミスターホームズは株式会社ユーシンによるものです。現在一般的に流通しているものは、キーヘッドに「SHOWA」の文字が刻印されています。現在ご利用中のシリンダーが、ミスターホームズなのかの確認なども含め、鍵の修理・調整・交換やカギ開けは、弊社までお気軽にお申し付けください。