スマートキーのメリットとキーレスとの違いについて

運転席から助手席・後部座席のドアまで一気に施錠ができてしまう集中ロックなど、車の施錠方法は進化をつづけ、遠隔操作でドアロックやエンジン始動すらもが今や鍵を使わなくてもできるようになりました。このような進化の過程において、これまで「集中ロック」「キーレスエントリーシステム(以降キーレス)」「スマートキー」などと名称がかわっています。このページでは、スマートキーのメリットとキーレスとの違いについてまとめてみました。

キーレス・スマートキーの違いについて

今や車を遠隔操作で解錠できるのが一般的となっていますが、古い年式の車などは未だに鍵穴を使用しなければ解錠ができないことがあります。そうした中で遠隔操作でのドアロックの解錠ができるキーレス機能に加え、エンジンの始動までできるのがスマートキーです。また、スマートキーはトヨタ自動車の商標登録となっているので名称はメーカーごとに異なり、日産自動車であればインテリジェンスキー、HONDAであればhondaスマートキーと呼ばれています。

スマートキーのメリット・デメリット

スマートキーの機能はドアの施錠管理とエンジンの始動などを、カギを持っているだけで手軽にできることです。またメーカー・車種によっては、追加機能として近づいただけでドアが開錠できたり、さらには駐車を遠隔操作でできるものまであります。とても便利なスマートキーですがデメリットもあります。

スマートキーはカバンなどに入れながらでも車の運転ができてしまいます。これは必ず鍵穴に刺さっている従来の鍵とは大きく異なるものです。鍵を無くす可能性も高く故障も起こり得ます。スマートキーの作成は従来の鍵に比べて1万円以上高額になるケースが殆どで、自動車盗難防止装置のイモビライザーに合わせなければならないため、通常作成までに1週間以上掛かります。このため作成期間を考慮し必ずスペアキーを準備しておく必要があるものと考えてください。

スマートキーを利用する上で気を付けるべき点

スマートキーは鍵の施錠管理などを手軽にできる反面、なくしたときのリスクが高くなっています。例えば駐車場などで鍵を落とした場合、拾った人はスマートキーを使えば簡単に車を探せますので、そのまま持ち去ることも可能です。また、車内のドア付近にスマートキーを置いた場合には、誤作動で鍵の閉じ込めが発生してしまうこともあります。

ありがちなケースですが、電池が消耗したなどでスペアを使用し、本来のキーの電池交換を行わずに放置している方は要注意です。これは、いざとなって電池交換を行っても動作しないという事例が頻発するパターンです。本体故障やデータの消失など原因は様々ですが、そこから一週間車が使えないという致命的な状況を発生させます。そのような時は、鍵のプロフェッショナルである弊社にご相談ください。最短20分で現場にお伺いし、カギ開け、鍵の複製などをその場で行います。スマートキーのトラブルは弊社フリーダイヤルまでお気軽にご連絡ください。