玄関鍵の無断複製事件から考えるシリンダー交換が必要な錠前

直近で、玄関鍵を無断複製されて部屋に押し入られるという事件が発生しました。これまであまり一般には知られていませんでしたが、セキュリティレベルの低い鍵はキーナンバーから複製可能なため、残念なことに発生してしまった事例です。このページでは、「玄関鍵の無断複製事件から考えるシリンダー交換が必要な錠前」と題し、複製されてしまう理由とその手法、複製されないための注意点などをまとめています。

玄関鍵の無断複製方法と注意点

玄関錠に限らず、一般的なシリンダー錠は購入時に3～5本程度鍵が同梱されます。この時注意する点は、メーカー名などとともに鍵の頭に刻み込まれている、「D123456」といった文字列です。これはその鍵の番号で、メーカーや複製業者に番号を指定すれば同じカギを作成してもらえます。

感の良い方は既にお気づきかと思いますが、第三者がこれを悪用すれば、簡単にスペアキーが入手できるということです。残念ながらネットショップなどでは、身分証明の提出等をさせず、そのまま複製してしまう業者が数多く存在します。このためオリジナルキーは使用せず、街の鍵屋さんなどでコピーしてもらったカギを常用するというのは有効な回避方法です。

交換が必要な玄関用シリンダー錠

・身分証明など、住所が限定される可能性のあるものと同時に紛失したカギ

これは、紛失後に発見されたかされなかったかにかかわらず、シリンダーごとの交換をお勧めします。もし鍵が戻ってきたとしても、カギ番号と住所を控えられていれば、上記のようなことが起こる可能性は残ってしまいます。

・住所を知っている第三者にカギ番号を見られた場合

カギを預けるような関係性であればまだしも、カギ番号から鍵が複製できるという事実を知らなければ、ひと目に触れるところにカギを置いた経験が無い方の方が少ないかもしれません。可能性だけを述べれば、住居侵入される危険性は十分にあるものです。

※　例外として、ユーザーカードを登録し、オーナーのみにしかカギが複製できないシリンダー錠が存在します。

玄関錠前のシリンダー交換はおまかせください

先に述べた通り、スペアキーを常用されることをおすすめしますが、応急対策としてはキーヘッドに付ける、ゴム製等のカバーが販売されています。色分けなどもできますので、購入を検討されても良いかもしれません。また、鍵交換を検討されているのであれば、カギと住宅のプロにおまかせください。上記したオーナーにしか複製できないカギなど、期待される防犯レベルに応じたカギをご提案し、その場で交換が可能です。365日電話一本で出動いたしますので、お気軽にご連絡ください。