施錠・解錠を多人数で行う箇所にお勧めの錠前システム

オフィスや施設の出入口など多人数が施錠・解錠を行う箇所は、鍵の複製が簡単でなるべく防犯性が高い錠前を選択することが重要です。また錠前数が多くなり管理が必要な鍵の本数が増えてしまう場合は、マスターシステムを組めるシリンダーの採用をお勧めします。導入のご相談は弊社までお気軽にご連絡ください。

複数鍵の施錠・解錠が出来るマスターシステム

オフィスや複数のテナントが入っている施設や、病院、学校といった多人数が施錠・解錠を行う箇所には、マスターシステムや逆マスターシステムの鍵が便利です。各ドアの錠前にはそれぞれ固有の鍵がありこれを子鍵と言います。マスターキーシステムは主にホテルなどで採用されており、マスターキーで複数のドア錠を開錠・施錠できるようにします。錠前数が多い施設の管理では大変便利なものです。またマスターキーシステムには、フロアマネージャー、マネージャー、支配人といった形で、権限ごとにより多くの鍵が開けられるようにする、グランドマスターキー、グレートマスターキーといった更に上位のキーシステムもあります。

複数箇所の施錠・解錠が出来る逆マスターシステム

またそれぞれの部屋を開錠・施錠する子鍵で、施設全体の出入口を開錠・施錠できるようにするのが逆マスターシステムです。マンションのオートロックや非常口、駐車場出入口などで使用されています。こちらも鍵を複数持ち歩く必要がなく便利が良いものです。これらマスターシステムを導入するためには、予め鍵違い数の多いシリンダー錠を選び、錠前メーカーにオーダーする必要があります。

マスターキーシステムにおすすめのシリンダー錠

MIWA社のU9は、ロータリータンブラー方式でタンブラーが9枚配列されています。鍵違い数は150,994,944通りで様々な鍵のプランに対応できます。純正鍵が3本付属しますが街の鍵屋で安価に複製可能です。大家族の方や会社の玄関鍵に使用するなど、単純に鍵本数が必要な方には防犯性も高く特におすすめできます。MIWA社のPRはタンブラーが11枚に増えて、鍵違い数も1000億通りとなりU9より防犯性が高くなっています。こちらも純正鍵が3本付属しますが街の鍵屋では複製できずメーカーへの注文となります。

セキュリティ性能を高めたいなら、ディンプルシリンダー錠

セキュリティ性能をもう少し上げたい方にはディンプルシリンダー錠をお勧めします。MIWA社ではJNがおすすめで、4段変化の水平ピン2列11本に加え2段変化の斜めピンが2列10本、合計21本のピンの組みあわせにより172億通りの鍵違い数があります。純正鍵は3本付いてきます。GOAL社V18は3方向18本ピンが配列されており120億通りの鍵違い数があります。こちらも純正鍵は3本です。ディンプルキーの複製については、街の鍵屋で対応できるところはかなり少ないのが現状です。運良く見つけても2,500円程度からと、かなり割高になっています。大人数で施錠・解錠を行う箇所の鍵は、鍵と住宅のプロにご相談ください。